7月16日、坂道グループのファンにとって衝撃的なニュースが発表されました。
「KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU !」という無観客での試みとなったライブ。
約10ヶ月ぶりのライブということでファンの熱気は最高潮。
会場で一体になって….とはいかなくても誰もが欅坂のレベルの高いパフォーマンスに浸っていたと思います。
やっと好きなアイドルグループにライブを見られるようになったと思っていただけに今回の発表は衝撃的でした。
私たち欅坂46はこの5年間の歴史に幕を閉じます。
通常のライブなら会場から悲鳴が上がったり倒れる人が出てきそうなセリフ…(実際に画面の向こうで悲鳴を上げた人もいたかもしれないが)
一瞬意味がわからなかった。
「えっ解散!!!???」
最悪の状況が頭をよぎったけどそれはちょっと違うとすぐに分かった。
そして新しいグループ名となり、生まれ変わります。
改名か…
その時はすぐには理由まではわからなかったけど、去年ひらがなけやきが日向坂に改名して再出発、現在人気急上昇中という出来事もあっただけにすこし衝撃は和らいだ。
10月のラストライブで【欅坂】とはお別れし、新たな名前でスタートするらしい。
でもやっぱり心配は尽きません。
10月のライブが終わった後すぐに再出発なのか、そこからまたしばらく活動休止期間が続くのか?メンバーたちは納得しているのか?
なにせその発表をしている時のキャプテンのゆっかーの表情は正直そんなに前向きな感じではなかったから。
なんか悔しさや無念さみたいのを押し殺して、でもにじみ出ているような…

画像:ツイッターより
ここでゆっかーについて。
正直私は最初、欅坂46というグループがあまり好きにはなれなかったんですよね。
乃木坂や日向坂(ひらがな)はハコとしても大好きで、推しも何人かいてずっと応援していたんです。
でも欅坂だけは…なんというか…
「ちょっと暗そうだな」
「なんか顔が死んでるな〜」
みたいな印象でした。
そして絶対的エースとして注目されていた平手友梨奈さんはライブや音楽番組で倒れたり、テレビに出てこなくなったり。
なのにその彼女だけ注目されている感があったりして。(世間的には)
AKBでいうとチームKやSKE、そして乃木坂でいうと生ちゃんみたいな明るくて自由な感じが好きだった私にとって「欅坂」の雰囲気はちょっと取っ付きにくい印象が…
実際に「欅って書けない?」を見ても、なかなかテレビの前で声が出ないメンバーをMCの土田さんたちが声を張ってなんとかカバーしてるみたいないんしょうでしたから。
1期生を中心にバラエティのレベルがどんどん上っていく「乃木坂工事中」やそもそも明るいメンバーが多いらしい「ひらがな推し・日向坂で会いましょう」と比べてしまうと番組そのものの明るさも全然違いました。
そんなとき出会ったのが菅井友香。
まぁもちろん存在は知っていたんですけど、そもそも欅坂をほとんど見ていなかった私にとって、「欅坂のちょっと有名なメンバー」くらいに認知だったです。
たまたまYoutubeでお嬢様ネタでイジられるゆっかーを見たのが、彼女をしっかりと認知した最初でした。
おそらく坂道グループNo.1の「ガチお嬢様」
趣味が乗馬で家族の呼び方は「お父様・お母様・おじいさま・おばあさま」なぜか兄弟は「ちゃま」。
実家の写真の家具類はアンティークな重みがあり、軽井沢に豪華な別荘。
極めつけは学習院出身。
ここまで完璧にお嬢様なのに困ったような顔で「やめてください〜」と否定するゆっかー。
その動画一つで私は菅井友香という沼にハマってしまいました。

画像:ツイッターより
「顔だけ総選挙」でもゆっかーに投票したくらいです(笑)
1人推しができるとグループとしての見方も変わってくるものですね。
なにせゆっかーがキャプテンとして率いているグループですから。
志田愛佳さんや平手友梨奈さんがいろいろあってライブを欠席することもあった欅坂。
本来なら「またトラブってるな〜」なんて思ってしまうところですが、そういう場面でもファンに残念な思いをさせてしまったことを誠実にお詫びするゆっかーの方に目が行くようになりました。
ゆっかーのおかげで欅坂という箱にも目が行くようになったんです。
ゆっかーはけっしてビシビシみんなを引っ張っていく有能なリーダーって感じではありませんでした。
バラエティでは「ポンコツ」と言われていて滑舌も悪いし、怪談話では途中で笑っちゃうし、本番中に台本を見たり…(笑)
多分「欅って書けない?」を見ているだけではゆっかーがキャプテンとは誰も思わないかもしれませんね。
でもゆっかーは間違いなくキャプテンなんです!
みんなが認めています。
欅坂46は「平手友梨奈さん+その他」みたいな印象を持っている人も多かったですが、その平手友梨奈さんがライブ中倒れたりしたときもしっかりとゆっかーが頭を下げています。
志田愛佳さんがやらかしちゃったときも同様です。
本来ならプロデューサーや運営の責任者でてきて説明しろよ!と思う場面で、グループのキャプテンであるゆっかーがいつも泣きながらファンに向かって頭を下げていました。
このブログを上げにくいタイミングでしっかりとブログを上げること、私的な内容ではなく、突然の発表への謝罪と、敵を作らせない文章を書くところは流石だよね。キャプテンとしては当然の行動かもしれないけど、1人の人間として、こういうことが出来るのは尊敬だな。#欅坂 #菅井友香 pic.twitter.com/afEtIlW899
— 鉱山のイワシ (@kouzan523) January 24, 2020
ポンコツとしてみんなから愛され、良家のお嬢様のように育ちの良いゆっかーが誠実な態度でトップにいるからこそ、この不器用でまとまりのないグループがいままでグループとしてやってこれた最大の要因なんだと思います。
今回の発表でもゆっかーは自分が抱える様々な考え・思い・感情をなんとか押し留めて、震える声で「活動休止・改名」を発表してくれました。
自分がキャプテンを務めるグループがそんなことになるなんてゆっかーが感じる悔しさ無念さ、悲しみはハンパじゃなかったと思います。
彼女の責任じゃなくても間違いなく責任を痛感してしまっているはずです。
クセの強い絶対的エースだった平手友梨奈さんや問題児・志田愛佳さん、そして運営の大人たちに一番振り回されていたのはゆっかーのはずです。
外を見ると乃木坂や日向坂も大ブレイクしていて常に比べられてしまうような状況。
そんな状況に振り回されながらもなんとかここまでやってきた「欅坂」がここで終わってしまう
たぶん言いたいことは山のようにあったでしょう。
ファンどう思われるか?、明日どんな風に報道されるか?、新グループでは自分はどんなポジションなんだろう?、握手会が復活したらなんて言われるだろう?
ゆっかーの頭の中はいろんな不安でいっぱいだったと思います。
そもそもはポンコツと言われる育ちの良いお嬢様。
そんな重圧に耐えられるような図太い神経は持っていないはずなんです。
それでもゆっかーは勇気を持って、欅坂を背負ってこの重大発表をしてくれました。
彼女がどれだけの不安や責任を背負ってこの発表をしていたかは表情や声から十分に予想できます。
怖かったと思います。悔しかったと思います。
普段の滑舌の悪さも全く出さず、泣いて声を詰まらせることもせず、最初から最後まで一言一言ゆっくり丁寧に力強くファンに向けて伝えてくれました。
そんなゆっかーをみてなんだかものすごい「凄み」を感じました。
桜井玲香さんにも秋元真夏さんにも佐々木久美さんにもない、欅坂というグループをを引っ張ってきたからこそ出せる「強さ」みたいなものがひしひしと伝わってきました。
ゆっかーの発表をきいて涙が出てきたのは私だけでは無いですよね?
欅坂46がこれからどうなるか現段階ではまだまだわからないことばかりですが、今はそんなことよりただただ偉大なキャプテン・菅井友香の頑張りと強さに感謝することしか考えられません。
さらに嬉しかったのはツイッターを見るとゆっかーの大演説を称えるツイートの嵐だということ。
欅坂46を好きになって4年、大好きな”ねる”がいなくなって、応援する気持ちは少し変わったけど、改名はさびしいな。
この間、ゆっかーはいっぱい泣いて、いっぱい悩んだと思う。でも、ゆっかーは最高のキャプテンだと思う。
ゆっかー、最後まで応援するよ#欅坂46#菅井友香 https://t.co/QUPPc2J3sD— syakuriko ◢͟│⁴⁶おひさま (@syakuriko) July 17, 2020
ゆっかーは、幸せになってほしい
こんな面倒くさいグループのキャプテンをよく続けてくれた
自分のキャラは崩さずに、それでもメンバーを想って、足りなかったと言われるだろうけど、でも精一杯やっていたから。幸せな裕福な家庭で育って乃木に居たら悩みも幸せだったろうに#菅井友香— りら (@LilacWhitebirch) July 17, 2020
菅井友香キャプテンの心労が計り知れないな、、
— (@piyopiyousapyon) July 17, 2020
1番悔やまれるのは菅井友香だろうな。
でもほんとに1番頑張ってくれたと思う。キャプテンとして、欅すべての責任を背負ってたように見えて中々上手くいかなくて相当苦労してたんだなと思います。どうか菅井友香の今後の活躍に幸あれ#ありがとうキャプテンゆっかー— り ょ う や (@ayamen68) July 16, 2020
ゆっかーのスピーチみて更に号泣。
本当に本当にゆっかーは優しすぎるし気遣いが出来すぎるからこそ辛い思い沢山したよね。キャプテンだから逃げることも出来ないしいつも前向きに卒業脱退メンバーを送り出してコメントしてもう神様にしか見えん。
ゆっかーありがとう無理しないでね#欅坂46#菅井友香 pic.twitter.com/yQsGDMM1N2— _⋆˚ (@ke_yaki) July 16, 2020
これを見てさらに号泣です。
みんな好きなグループの行く末を差し置いて、まずゆっかーの勇気を讃えてくれているんです!
多分ゆっかーもこういった投稿の一部は目にするはず。
こういったツイートが責任と不安に押しつぶされそうになっているであろうゆっかーにとって少しでも支えになってくれると嬉しいです。
いつか結成する新グループはゆっかーを中心とした誠実で楽しいグループになることを祈っています。
今はとりあえず….ゆっかーお疲れさまでした!
7/20追記
ライブ後にゆっかーが公式ブログを更新してくれました。
スタッフさんやメンバーと何度も話しました。毎日沢山沢山考えました。結果、私たちはグループの可能性を広げて大きく前に進むために大切なものとお別れするという道の選択を受け入れました。
今道を切り開くために私たちに必要なのは、大きな改革とメンバー、そしてチーム全員の相当な覚悟なんだと今は思っています。まだ突然の発表に戸惑っている方もいらっしゃるかもしれませんが、この改革を私たちの活動と行動で正解にして行きたいです。
今の私たちなら何にだってなれると信じています!まだまだ経験したいことが沢山あります!新しい事にも前向きにチャレンジして、これからも、皆でどんな壁をも乗り越えて見せます!
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