以前の記事でマルタ滞在中に起こる人間関係トラブルについてご紹介しましたが、
3か月も滞在していると、学校の設備面の不具合で困ったことになることもよくあります。
日本にいるとなかなか経験しないようなことも語学学校ではよく起こり、その原因もまた意外なものだったりします。
急にトラブルに見舞われるとどうしていいかわからなからなかったり、留学中の貴重な1日を無駄にしてしまうかもしれませんよね?
しかし人間関係のトラブル同様事前に心の準備ができれば、意外にあっさり乗り越えられるかもしれません。
そこで今回はマルタの語学学校で起こりうる設備面のトラブルをご紹介したいと思います。
スポンサーリンク
停電問題
3か月の留学中停電は日常茶飯事でした。
1週間に2,3回は停電して電化製品などが一時的に使えなくなっていました。
朝起きて洗濯をしようと思ったら洗濯機の電源が入らなかったり、夜にキッチンで料理をしていたらいつのまにかIHコンロが停止していたり夜友達とご飯を食べていたら急に真っ暗になったり…
ある人はエレベーター内で停電が起き一瞬閉じ込められたこともあったようです。
千葉県の某テーマパークの垂直落下系の絶叫マシンが嫌いな私はその話を聞いてエレベーターに乗れなくなりました・・・
停電の原因は1つです。
マルタでは瞬間的にスコールのような大雨が降ることがよくあります。
そして一般的なマルタの建物は主に石でできています。
その雨水が壁の隙間や細かい穴などにしみ込んで、電気のケーブルに触れてショートするのが原因のようです。
日本だったら建築基準法か消防法か何らかの法律に触れそうな建物ですよね(笑)
夜の停電なら、暗くなると皆のスマホのライトとかで照らし合ったりして結構テンション上がって意外に盛り上がったりするんですが、
問題は朝です。
皆が同じくらいの時間にキッチンのIHや洗濯機を使う時間帯なのでとても困るんです。
みんな寝起きでテンションも上がりようがありません。
誰かが洗濯をしている時に停電しストップ、そのまましばらく気づかれず…そろそろ終わったかなと思ってきたときにようやく気付いてやり直し。
こうなると洗濯機の順番待ち渋滞が起こってしまいます。
もう1つ問題がありまして、寮に住んでいる留学生たちは結構のんびりでおおらかな人が多くて洗濯機が動かなくても「まぁいっか」ってなる人が多いということ。
「Oh my god…」
でその場は諦めてしまいます。
停電自体は受付にいる職員さんに言えば割とすぐ直るのですが、わざわざ言いに行く人がいない・・・
私のようなすぐに受付に頼みに行くタイプの人が気づくまで家電が動かず順番待ちだけが増えていく・・・
ちなみに上層階にある寮と下層階の学校は電源が別らしく、寮が停電しても学校の方は気づかないことが多いです。
これからこれから留学に行く皆さんはもしマルタで家電が動かなくなったら停電かもしれないので管理人に相談してみてくださいね。
本当にすぐ直りますから。
スポンサーリンク
感知器問題
マルタ滞在費中数回あったのが煙や火の感知器のアラームが鳴る騒ぎです。
Magister Academy内は全面禁煙・火気厳禁で廊下の天井には2,3メートルおきくらいに感知器が設置され、各部屋にもしっかり設置してあります。
これらの感知器が何かの原因で反応すると建物全体にけたたましいアラームが鳴り響きます。
これだけで結構びっくりしますがもっと問題なのは
原因がよくわからないということです。
アラームが鳴ると学校の人が現場を見に行って火が出てないか確認しにきます、学生の部屋で反応があった場合はたばこなど吸ってなかったか結構問い詰められるようです。
日本と違ってこの辺に遠慮はなさそうですね。
しかし、特に煙や火の痕跡がないことが多いようです。
私の知る限り、たばこはみんなちゃんと屋外で吸っていましたし、キッチンのコンロもIHなので火が出ることはほぼありません。
おそらく誤作動でしょう。
ある日なんかは鳴り響くアラームがなかなか消えないなと思い何人かの学生が受付を見に行くとベテランの警備員さんがアラームを止めよう必死になっていました。
話を聞くと、誰かが機械操作のためのパスワードを変えたまま引継ぎをしておらず、アラームが止められないとのこと。
「I can’t believe it!!(怒)」
と普段は優しいおじいちゃん警備員なのですがこの時ばかりはかなりご立腹でした。そのまましばらくアラームは鳴り続け、学校の職員さんが駆けつけてやっと止まりました。
これだけアラームが頻繁になっているとみんな慣れてしましますよね。
いつか本当に火災が起こったときに困らないことを祈るばかりです。
洗濯機故障問題
Magister Academyには2台の洗濯機が置いてあります。
これを基本的に早い者勝ちで順番に使っていくのですが、9月の下旬くらいから急に片方の洗濯機が使えなくなりました。
よく見てみると洗濯機に水を送るホースが消えています。
学校の人に聞いてみると、
学生が無茶な扱い方をして壊れることがある。両方同時に壊されるとまずいから1台ずつにしてる。
と説明してくれました。
わたしはその通りだと思いました。
なぜなら実際に1度片方の洗濯機が故障して私が直したことがあるからです。
一時期、洗濯機は止まっているのに中の水が抜けておらずドアが開けられないということがよく起こっていました。水は少しずつは抜けているのですが1,2時間かかることもありました。
ある日友達の1人が洗濯をしたときにも同じようなことが起き、偶然居合わせた私が何か詰まっているのかと思い、洗濯機を適当にいろいろいじってみると、排水用のホースと洗濯機のちょうど接続部分に貝殻いがくつか詰まっていました。
水着か何かを洗濯したときに詰まってしまったんだと思います。
何とか取り除いてやっと洗濯機は動くようになりました。
この他にも洗濯物を無理に詰めすぎたりして停止していたり、なぜか売洗濯機の後ろにあるプラグが抜かれていたりと洗濯機のトラブルは頻繁にありました。
そしてこういうときも留学生たちの「まぁいっか」精神が炸裂します。
みんないつか直るだろうと思って基本的に放置。
気温が高く汗をかきやすいマルタでは洗濯ができなくなるのはか~な~り困ります。
学校の洗濯機が全滅したら、歩いて10分ほどのショッピングモールにあるコインランドリーまで行かなければならなくなります。
学校のみんなで1台ずつの稼働にしたのはちょっと不便ですが、賢いやり方だと思いました。
これから留学へ行かれる皆さん、洗濯をするときは異物が混じってないかしっかりチェックするようおススメします!
まとめ
今回はマルタ留学中に経験した学校の設備に関するトラブルをご紹介しました。
思わぬ原因で停電したり、原因不明のアラームが鳴ったり日本の日常ではなかなかないような経験でしたが、正直結構楽しかったというのも事実です。
トラブルが起こって一緒に何とかしようとすることで普段話さない学生と自然と距離を縮めることができたりテンションが上がってそのまま遊びに行ったりと、
トラブルを通じて人間関係はより良いものになったと思います。
他の留学生たちの「まぁいっか」精神も日本以外の国で生活するにはとても重要なものなんだなとも思うようになりました。
もし皆さんが留学先でトラブルがあっても旅の醍醐味だと思ってむしろたのしんでみてはいかがでしょう。
スポンサーリンク
コメントを残す