留学中に日本人が戸惑うことの一つがチップの文化ではないでしょうか。
マルタにはチップを渡す文化があり、留学中に何度も払う機会があると思います。
日本にはチップの文化はなく、チップを渡すとしてもお金持ちやVIPの人たちなど
ほんの1部の人だけだと思います。
海外初めてという人であれば
どのくらいあげればいいの??
どうやって渡せばいいの??
チップが要らないところは??
などなど普段経験しないのでチップ1つとっても疑問はたくさんありますよね?
今回の記事ではマルタのチップ文化についてお話ししようと思います。
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チップが必要なお店は??
マルタの留学生が普段使うサービスのなかでチップが必要なのは主にレストランとタクシーだと思います。
レストラン
日本と同じでマルタにもレストランやカフェ、フードコートなどいろいろなお店があります。
特に語学学校があるような栄えた地域では多いでしょう。
ではどのお店でチップを渡せば良いでしょう。
基本的には
「店員さんが食事を席まで持ってきてくれるお店」
でチップが必要になります。
マルタでチップとは店員さんの労働への対価という意味合いが強いです。
ただしお会計の際に渡されるBILL(伝票)を見て「Service €〇〇」のように書いてある場合、すでにサービス料が含まれているのでチップは不要です。
この場合も結構多いです。
なのでお会計の際は伝票をよく見てみてください。店員さんに直接聞いてもOKです。観光客の多いマルタではよくある質問なので全然恥ずかしいことではないですよ。
一方、通常カウンターで支払いと食事の受け渡しなどを済ませるカフェやフードコートのようなお店ではチップを渡す必要はありません。
マクドナルドなどのファストフードも不要です。
たまにカフェなどでホットフード等に時間がかかり、席で待っていてと言われ、後で席まで持ってきてくれることがありますが、この場合も不要ですよ。
タクシー
マルタ留学中はタクシーを使う機会が結構あります。
マルタには鉄道がなく、基本的にバス移動となりますが、時刻表など全くあてにならないですし、時間もかかるので休日に少し遠くへ遊びに行く場合タクシーを使ったほうが効率的で遊ぶ時間もたくさんとれる場合が多いです。
その他にタクシーをよく使う場面は空港に行くとき。
滞在中にヨーロッパ旅行に行く人は人は多いですが、その場合マルタエアーやライアンエアーといったLCCを使いことになります。 この場合早朝や深夜に空港まで移動することが多く、バスには頼れません。
そうでなくても飛行機のように時間が決まっている時はバスは避けるべきかと思います。
このようにタクシーを使う機会は意外に多いですが、ここでもドライバーさんにチップが必要になります。
どのくらい渡せばいいの??
みんなが迷うチップの金額ですが、「10%くらい」でいいと思います。
厳密に計算する必要は全くありません。7%だったらケチかなとか15%は多すぎかなみたいなことは気にしなくて大丈夫。
またチップという文化には国によってとらえ方が異なり、労働者への賃金の意味が強い国もあれば、良いサービスへのお礼の意味の文化もあります。
前者であればチップはほぼ強制です。たとえサービスが悪くても基本的に払います。
後者であればもしサービスが悪ければ金額を抑えるなり全く払わないなり完全に自由。
マルタという国はどちらかというと前者です。サービスの質に関係なくチップは「10%くらい」払います。
世界のチップ文化を知っている場合、サービスの質が悪いと払いたくなくなるとは思いますが、ぜひマルタにいるうちはマルタのマナーを尊重していってくださいね。
どうやって渡せばいいの??
チップを渡すことは知ってても実際にどんな感じで渡せばいいのかわからない方も多いのではないでしょうか?
慣れている人であればおしゃれでスマートな渡し方ができるかもしれませんが、ここでは私が実際にやっていた簡単な渡し方をご紹介します。
私のやり方は主に2つあります
・“釣りはいらねぇよ”方式
・“For you”方式
“釣りはいらねぇよ”方式
例えばレストランでの合計金額が13.35ユーロだったとすると、チップの目安は1.3ユーロくらいでしょう。
合計で14.65ユーロ程ですが、私の場合切りよく15ユーロを置いて店を出ます。(マルタのレストランでは席にお金を置いて帰ります。)
このやり方なら細かいお釣りのやり取りも必要ありません。あとは店側が代金以外の部分をチップとして処理してくれます。
ちなみにクレジットカードを使う場合は店員さんが持ってくる端末にに自分で金額を打ち込むことになるので、
15ユーロと打てば大丈夫です。
“For you”方式
これは主にタクシーで使っていました。
私が滞在していたMgister Academyから空港までタクシーで行くと20ユーロです。
この場合は切りがいいのでチップは2ユーロでいいでしょう。
空港に着いたときまず代金として20ユーロを渡します。
その後に
「This is FOR YOU」
といって別で2ユーロ渡します。
これはあなたへのチップですよとわかりやすく宣言しながら渡すわけです。
ドライバーさんにとっては分かりやすくていいですし、「Oh Thank you!!」ととても喜んでもらえるやり方でした。
ちなみに私はタクシーの場合通常は2ユーロ、安全運転だった場合は4ユーロ払うことにしていました。
道がすいている深夜早朝は平気で100キロ近いスピードを出すドライバーがい身の危険を感じることがあり、安全に運転してくれるととても安心だったからです。
ちなみに深夜早朝に走っているタクシーはなぜかお釣りを持っていないことが多いのでお釣りをもらわなきゃいけないような支払い方法は避けることをおススメします。
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ホテル
国内観光など何らかの理由でホテルに泊まる人もいるかもしれません。
ホテルでもチップを払う場面はあります。
フロントでのチェックインなどでは必要ありませんが、ポーターさんやルームサービスなど
部屋まで何かを運んでもらった場合にチップを払います。
しかしホテルでもサービス料が含まれている場合はいらないのですこし迷うかと思いますが、渡してはいけないわけではありませんし、1ユーロのコイン1枚渡せば十分ですので感謝の気持ちと一緒に渡してみてはいかがでしょうか。
チップが不要なお店は??
上でお話ししたようにチップはサービスに対して払うものですので、スーパーマーケットやお土産屋さんなどの小売店などでは必要ありません。
また、タクシーのドライバーさんにはチップが必要ですがバスのドライバーさんにチップを払う必要はありません。
親切にしてもらったら
ある日風邪をひいて鼻水ズルズルの状態で学校近くのPIZZA屋に行ったとき、瀕死の私の状態をみたウェイターさんがそっとティッシュを置いて行ってくれたことがあります。
その方は恐らくその仕事を始めて間もない少し不慣れな感じでしたが、
その気遣いがとてもありがたかったです。
そのPIZZA屋さんは料金にサービス料が含まれているので本来チップは不要ですが。その親切に感謝してお会計の時にチップを渡しておきました。
このように払わなくてよい場合でも払ってはいけないわけではありません。少し照れ臭いかもしれませんが、店員さんに親切にしてもらったらぜひチップを渡してみてください。
まとめ
今回は日本人が迷うことが多いチップについてお話してきました。
チップを笑顔で払うことができると相手も喜んでくれてとてもいい気分ですよ。
チップ文化のある国ではチップを多めに渡しておくと次回以降とてもサービスが良くなったりします。なので行きつけのお店になりそうなときはチップを多めに渡しておくといいかもしれません。
払った金額によってサービスの質が変わる、とても分かりやすくて良いシステムだと私は思います。
マルタに滞在していて思ったのは、スーパーやバスなどチップが不要のサービスよりもレストランなどチップを貰えるサービスのほうが定員さんがとても仕事熱心なように思えます。
日本人のなかにはチップの重要性がわからずに「別に払わなくても大丈夫でしょ」という人もいますが、
チップ文化の国で払わないのはマナー違反です。マナーを知っている人やそこの店員さんからすればドン引きでしょう。
この記事をご覧の皆さんはマルタのマナーを尊重して普段は経験しないチップの文化を味わってみてくださいね!
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