【マルタの留学生】どんな人たちと知り合える?それぞれの地域の共通点は??

マルタにはヨーロッパを中心として南米やそしてアジアといろいろな国からの留学生が集まります。

留学先としては絶好の場所ですが、やはり文化も価値観も異なる人間同士、人によって付き合いやすい人もいれば相性の合わない人もいます。

仲良くなって帰国後も連絡を取り合う関係になれる場合もあれば、こじれてしまって口も利かずにいつの間にか帰国なんてことも珍しくはありません。

お互いに自分とは違う価値観を受け入れるのは難しいかもしれませんが、事前に少しでも他の国についての特徴を知っておくと、ちょっとしたトラブルがあっても文化の違いとして広い心で受け止められるかもしれません。

そこで今回は各地域からの留学生の特徴を紹介したいと思います。

 

観光客?「ヨーロッパ」(ドイツ、イタリア、スペイン等)

ヨーロッパからの留学生の特徴はバカンスが目的の人が多いということ。

夏休み等を利用して南の島に旅行に来ているという感じです。ちょうど、日本人がバリ島やハワイに行くのと似たような感覚でしょう。

ではなぜ、語学留学という形をとっているかというと、理由はずばり費用の安さです。

夏休みにリゾート地でホテルで滞在となると相当のお金がかかりますが語学学校の寮に滞在すれば圧倒的に安く
住むことができます。ついでに英語の勉強や、外国の友達ができればラッキーのような感覚でしょう。

バカンスという目的から滞在期間も1~2週間くらいの超短期の人たちが多く、入れ替わりが激しいのも特徴です。
すぐに帰らなければいけないので、滞在期間中全力で遊びます。

昼はビーチへ夜はクラブへと次から次へといろいろな所へ遊びに行く彼らに付き合ってヘトヘトになっている日本人の友達も何人もいました。
国際交流も大事ですが、数か月間留学予定の方はペース配分も大事にしてくださいね!

そしてほとんどの人が英語ペラペラです。普段から話し慣れているのでしょう。発音もネイティブに近いきれいな人が多いのでヨーロッパ人の友達ができるとても英語の勉強になります。

私もポーランド人とドイツ人の学生とルームメイトになったことがありましたが2人ともよどみなく英語が話せる人たちでした。

彼らは授業でやるような教科書の勉強にはあまり関心がないことが多く、英会話の勉強ができればいいというようなスタンスで来ているようでした。

暑さに負けるな!「ロシア」

意外と人数が多かったのがロシアの人たちで女性が多かった印象があります。

ロシア人の女性はかなり気が強いです。1度喧嘩するととことん嫌われます。

ある日英語がそんなに得意そうではないロシアの女の子に急に怒られたことがありました。言葉がよくわからなかったのですが、どうやらその子が洗濯機を使おうとしてたのに私に先に使われたことが不服だったようです。(洗濯機は早い者勝ちなので問題ないのですが)

私は海外では悪くないことでは謝らないことにしています。
言葉がなかなか通じないイライラもあったのか怒ったまま立ち去ってしまい、それからは口を消え貰えませんでした。

一方1度ルームメイトになったロシア人の男性はとても穏やかな人でした。
女性が強いと男性は優しくなるのでしょうか(笑)

ロシア人の面白かったところはせっかくマルタに来たのに暑さに弱いということです。
まぁ北国から来たので当然なのですが、マルタ留学生としては致命的では…

そのルームメイトは、暑すぎて昼間は外に出れないといって、昼間は部屋で寝て過ごして夕方になると外に遊びに行くという生活をしていました。

ロシア人の英語力は私の知っている限りではそこまで上級ではなかったと思います。話し方もロシア語っぽい撥ねるような話し方で少し聞き取るのに苦労するかもしれません。

そしてイメージ通りだったのが、お酒は大好きみたいです。
さすがウォッカの国ですね!
夜にテラスでお酒を飲んでいることもよくあるので仲良くなりたいならその時がチャンスでしょう。

とにかく明るい「南米」(ブラジル、コロンビア等)

Magister Academyにはブラジルやコロンビアなどの南米からの留学生もたくさんいます。

彼らの特徴はとても同じ国同士で家族のように仲がいいということです。

例えばブラジル人はブラジル人同士で一緒にキッチンでご飯を作り、集まって一緒に食べています。時には音楽を流してみんなで踊っていたりします。

とはいえ、ブラジル人に固執しているというわけでもなく、違う国の人が近くを通ると、「Join us??」と誘ってくれておいしそうなブラジル料理を一緒に楽しむことができます。
とても陽気な人たちなので仲良くなると楽しい留学生活になるでしょう!

コロンビアの学生たちはブラジルに比べると少し落ち着いていて勉強熱心な人が多い印象でした。
私のクラスメイトだったコロンビアの友達は、いとこ同士3人で留学に来ていて、コロンビアから持ってきたいろいろなお菓子を何個かずつ小袋に詰め校内で売り歩いて小銭を稼ぎを稼ぎ留学費用の足しにしていました。

日本人の多くは留学前にほぼすべての費用を用意してから留学すると思いますが、まだ裕福ではない国の学生たちは稼ぎながら勉強する人たちも多いです。

そんな南米の人たちの英語力ですが、完全に人それぞれです。自国で英語の先生をしている達人から「Hallo」と「Thank you」くらいしか通じない初心者まで英語力はまちまちです。

1週間だけルームメイトだったあるブラジル人は「Hallo」と「I can’t speak english」しか知りませんでした。
初対面で「I can’t speak english.」と言われたときは驚きましたが、会うたびにお菓子を分けてくれるとてもいいやつでした。

そして彼らは基本的に「アメリカ英語」を話します。日本人にとっては当たり前かもしれませんが、ヨーロッパでは基本的に「イギリス英語」のほうがメジャーです。マルタの公用語も「イギリス英語」。

彼らがいることで2種類の英語の違いに触れることができてとても面白いと思います。

また彼らの英語の発音はかなり癖があります。
例えば「ディナー」という単語は「ジネ」と聞こえます。
上級のクラスの学生でもなかなか通じないこともしばしば。
何度も聞き返してようやく何を言っているかかわかるというようなこともありましたね。

南米からの学生は性格が良く、明るい人たちが多いのでぜひ友達なってみてください。

まじめで平和な「アジア」(台湾、日本、韓国等)

留学に行く前はマルタにはアジア系の人はあまりいないという評判を聞かされていましたが、実際に行ってみるとアジア系は意外に多いです。
私の留学中もた台湾人と韓国人が数人来ていました。

日本人に関しては夏の観光シーズンが終わって以降は

日本人がMagister Academyの最大勢力でした。

アジアの留学生の特徴は英語の勉強目的の人が大多数で留学期間も3か月~6か月と長めというところでしょう。大学で英語を勉強している人や仕事で英語を使う人などが、休みを取ったり、転職を機に留学に来ているパターンがほとんど。

文法問題に異常に強く、テストの成績だけなら英語ペラペラなヨーロッパの学生よりも優秀な傾向があります。
もう1つの特徴は平和な性格です。特に日本人がそうですが、他人と言い争ったり、自分の意見を主張することを控える傾向があるので、喧嘩があまりありません。これは他の地域の人から見ると珍しい光景らしいです。

1度ドイツ人の友達に「日本人はPeacefulすぎて喧嘩にならないね、ドイツ人は口げんかばかりしてるよ。」と言われたことがあります。
そう聞くと日本人のほうが良さそうですが、その代わり日本人は言いたいことを我慢してストレスをためていることが多くあり、逆に言いたいことを全部言うドイツ人は「ストレスって何?」という感じなんだとか。

台湾人に最初に会ったら名前の漢字の話などをすると盛り上がると思います。やはり同じ文字を使うというのはうれしい共通点ですよね。

Magisterにいた韓国人の女性はメイクに命を懸けていました。ルームメイトでさえすっぴんを見たことはないそうです。
メイクをしたまま寝て、人知れず起きて顔を洗ってすぐにまたメイクをしていたみたいです。
ここまで徹底的だともはや尊敬です。

韓国の男性は紳士でした。一緒に遊びに行くと女性に気を遣うのが本当に上手だなと思いました。
そのため日本人の女性からは人気があったようです。

英語の勉強を1番の目的に行くという方は1番真剣に勉強するアジアの留学生と友達になると、とても励みになると思いますよ!

まとめ

各地域の学生の特徴を簡単にご紹介してきましたがいかがでしたか?

今回お話ししたのはあくまで全体的な傾向であり、実際は人それぞれに特徴があります。

しかし覚えておいて損はありません。

留学中はびっくりするようなことをする人にたくさん出会うと思いますが、事前に心の準備ができていれば、新しい発見として楽しむこともできるようになります。
各国の留学生の特徴を知ると自分の視野が一気に広がって、語学以上の収穫があります。

これから留学に行かれる皆さんもぜひいろいろな留学生を比較して違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)